筋目書き(四十六)雨月13 菊花の詩(四)

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くさびらない邪熱の土
ミモザの枝はのびる
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筋目書き(四十三)雨月10 菊花の詩(一)

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青々たる春の柳
の影花に

逆立つ産毛
一つ一つ
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筋目書き(二十八)

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いまここの満たされた不完全さ、そのわずかな差異の音が人生に染み渡って時空を染め上げること、わずかな音とわずかな時間で表現し尽くされる短い俳句のような、静止した音と沈黙の間隙をぬっているのは人と人のあいだの、人間の混沌の上澄みをすくいとる澄みわたった動き。寸前の音の記憶ともちがう一瞬の一音に浮遊するすべて、凝集された一枚の静かな写真、間に浮遊する音の断簡。音の動きと音と音の間に映された止められた時間に開かれた一枚の曼荼羅空間。大袈裟ではない生の凝縮された密度の高さ。横に行き来し縦に語り弾き継がれる絹の道。誰もが誰でもなく、何者もが何者でもない場所で、いまここにある存在の偶然の出会いが時空の内部で傾斜し衝突しながら作用して生じる音。外部、すなわち内部と内部のあいだで何かがこだまし、混沌が混沌自身によって内側に沈静化されながら微かな音となって外側に飛び出すように沈殿しながら消え去る。音によって存在しだすのは人と人の間にある何か、音に投げかけられ間に浮かんだ問いが、人間性をこえた人々の間にただよい浸透する、問いそのものが即座に答えであるような音楽。写真と本文へ… to photo and read more…