別府 beppu(3)2009

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ここのところの楽器の練習で漠然と考えている事が多々あるから大事と思われる点をそのまま
考えるだけでなく演奏行為に多くを結実させることができればよいのだが長い長い道のりだろう

音の強弱大小を問わず音が鳴っている事
幅の狭い音程のなかに広さを観る事
音の形の押し出す個々の音の連なりをあるがままに限定していく事
定まりつつある型からあるがままに逸れていく事
集中する事と解放する事
怠惰でない事と性急でない事
どのような音のあり方も一つ一つ吟味してみる事
様々な差異は楽器を奏でる基本に立ちかえることで判然としてくるという事
基本に立ちかえることで自由に近づくという事
聴くこととは自らを信じることと同義である事
一度一度新しい何らかの情熱を吹き込む事
音に何かを託すことと音にあらわれる何かとは別物であるが両者が入り交じっている場合が多いという事
そうした状態を自覚しつつ変化する自己を音の鏡とし音を自己の鏡とする事
音が一つの人間の言葉であるーはじめに言葉があったーそれがごとくはじめに音ありきという事
音と真に対話し始めるとなぜあるがままに涙するのかという事
音の効果を求めず音を発する人間でありつづけるという事
もののあはれとは何かという事

等々問題点はあまりに多いが毎日1時間必ず音に関して集中すること