由布院 yufuin, japan, 2009

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堤防沿いの
木々が日々
切り倒される
地獄絵をみると
不安定に
しりぞけあいひかれあう
ひとつひとつが
かけがえのない
物質がなければ
私の生きる世界は
存することがない
結び目としての
ものたちのふるまいに
眼と耳を
むけずには
おれない
木々の墓に
ここにいない
夏の蝉は今日も
朝を告げる
落ちていく葉の秋
死すべき運命が
生くべき宿命ならば
終わりはない