Peter Ind & Rufus Reid

夢枯記042 Peter Ind & Rufus Reid | Alone Together

contrabass, duocdwave records1998
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http://rufusreid.com

042peterindrufusreid

毎日車で通る木曽川堤防沿い、道端の梅の花が徐々に開花してきている。毎日通りかかるとどうしてか無性に嬉しい。世界情勢が暗い闇に放り込まれていくなか、花のさく生き生きとした変化を感じるだけで満たされてくる、そんな気持ちになる。国内でも、健康状態もすぐれないだろう政治的リーダーの心的陶酔にもみえる暴走を、その近傍すらもが見て見ぬふりをしているようにしかみえない。ふだん以上に無力感を感じているいま、それでもおずおずと、久しぶりにコレクションから何か聴きたくなったのには少しでも意味があるのだろうか。なぜ音楽はあるのだろうかとあらためて思ってみても、以前ほど考えが浮かんでこないし進まない。想像しうる音、予定調和的な音楽には驚きもないが、かといって新しい音を求めているというわけでもない。ミズンの「歌うネアンデルタール人」のように、音楽が言葉以前に体に織り込まれているものであるとすれば、音楽を言葉で照射することもないようにも思えてきて、気が少し楽にもなる…もっと読む... Read more...