桐生 kiryu, japan, 2009
15/08/09 15:47 桐生
ジュセッペ・ペノーネ展(豊田市美術館)へ
少し前から物質ということを憶いヘルマン・ワイルの著作を少しずつ
さらにルクレティウスへと辿る
ペノーネもまたその詩に言及している
ルクレティウスの詩が少しも古びることがないのは、感覚が我々の身のうちに放つ事物の艶めきのおかげである(ペノーネ)
ルクレティウスから再びペノーネへと戻る旅の途
そしてその道とは別の格好で
けれど二つの道がどこかで通ずるのだろうかと
詩人吉田一穂全集を今日もまた少しずつ読む旅の途
考えるとは一語一語躓くことである(一穂)
事物の艶ということ
躓くということ
物質の問いかけを自らの内部に聴くこと
考えに考えて問うこと