paris, france 2007

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光と、影。
狭間にたゆたう倫理。

眼の筋肉しか動かすことのできない、
その人が眠る窓辺に、
その猫はたたずんでいた。

糞便の匂いを日々かぎわけ、
彼らのまなざしは、日々、
声なき声を聴く。




福島 fukushima, japan 2006

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空間という窓。
覘かれた時間。

音が時間であるなら、言葉は音の空間かもしれない。




恐山 osorezan, japan 2006

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風の音が聴こえてくるとき、
緩やかに呼応しながら、
内面へおりてゆく。

そして再び、すべてをゆだねることができるだろうか。
その先に広がる野に向かって。




rhodes, greece 2006

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光は物質であり波動である、という。
ならば、光は見られ、聴かれるもの。