granada(6), spain 2008

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先日亡くなられた俳優の緒方拳さん

今朝NHKの追悼番組を起きるなりやっていて、布団のなかでそのままみていた。8チャンネルのドラマ「風のガーデン」今週はみれなかったことに気づく。木曜日は何があったのかすら思い出せないほど疲れていた。それでもブログをこんなにも書いていたのかと自分に唖然とする。

今朝の番組の録画の最後に、緒方拳さんがこのようなことを言っておられた。
ほどよい疲れの残る身体にしみじみとして、その言葉とインタビューに答える表情とが入ってきた。

演技することは演技しないことにつながってくるのですよね
最後は「思い」だけなんです
「あいつはほんとうに下手だねー」といわれることが最大の賛辞なんですね

人の「思い」ということにすべてがあるように聴こえた。私はそのことを昨今「意思」と捉えているのかもしれない。けれど私のその意思はこの年になってまだ始まったばかり、ごつくて固いものにすぎないのだろう。緒方拳さんが最後にやっておられたという一人舞台は(今日の録画をみたにすぎないけれど)、ほんとうに底の深いやわらかいものを感じた。