京都 kyoto, japan, 2010
07/01/11 14:53 京都
熊野那智へ
遠くには紺色の海
瀧は光をまとい虹をかけ
水飛沫は散乱する
冷冷とし乱舞する
音楽がきこえた
ノイズを音楽という実感
そのもとに聴いた
まってやっとノイズと書けた
切り倒された木々は土の感触につつまれ
人知れずノイズを宿した
どこでいつ?
ノイズの言葉
そとの音と一体となるため
ノイズをなかに聴く
物質と精神の動乱
ノイズが時空の重なりを惹起する
重なりから溢れ出て意識が派生する
時間が空間が飛び散る瞬間
瞬間が意識を照らす
瀧の飛沫のごとく
飛散され静止した物質の影
意識は光のネガ
無意識は音のネガ
なぜ音を出す?
ネガを反転し
ノイズをそとに聴く