京都 kyoto(2), 2008

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ジャン・サスポータスさんと斎藤徹さんのご家族の皆様と夕食をともに過ごした

ジャンさんの眼は遠いところをみていて
なおかつ現実を直視している眼だ

ダンサーと演奏家と医者の本質は同じだという話をした
まさにその通りなのだ
私の求める場所はそこにある

ジャンさんは自己と他者双方に対して心底真摯であり
他者の他者性に対して心底謙虚であり
どのような人にも可能性を見出す

そして心底というのはどうして可能か
それは自己へのゆるぎなき信頼があることによっているだろう

自己への信頼とは
自己の鍛錬とその鍛錬を他者にむけて一生かけてやり続けること
そのこと以外から生まれるものではないのだ

そのことの果てに
決して得られることのない
自由なき自由があるのかもしれない